10月22日 犬の糞には気をつけようParis

  7:30に起きてシャワーを浴びようと思ったが、ガキどもが使っているらしく、ワイワイとやかましいのでやめた。

  8:00すぎに食堂へゆく。テーブルにはすでにカゴにフランスパンが盛られている。机の上の皿などはやや貧相だった。トレーを取ってカウンターに並ぶと、ナプキン、ジャムが置かれてあった。薫はジャムを2種類とった。前の人が紅茶ティーバッグをとったので、みんなそうなのかと思い、薫もとった。くるみもおばちゃんに叱られながら、どんぶりのような器をとり、ティーバッグをとった。ただ単にお湯が注がれた。ジャムは1個、バターを交換に取り上げられた。席について食べ始めて周りを見回すと、コーヒーらしきものを飲んでいるのが目につき、悔んだ。紅茶は色がついているだけだった。パンはまあまあ許せる。

 

  部屋へ戻り、喧嘩をして、10:00前に口をきかずにホステルを出る。重いバッグを背負って、St.MichelからLuessen Burgにかけてえんえんと宿探しをする。

  疲れ果てた12:00前、くるみの前向きなアプローチが実り、Hotel des Balconsを見つけた。かなり高級そうで80Fと大格安。小汚いのは我々だけ。何度も80Fちょっきりかと確認する。ちょっきりだと答えられた。なんと部屋にはダブルベッドとシングルベッドがあって、家具には彫り物があった。さらに洗面台は塀で仕切られていた。床は絶対素足で歩きたくなるようだった。実際すあしで歩いた。(ちなみに今いるホステルステラは、薄タイルばりで絶対に素足で歩けない。ホコリも集まっている。)

  安心しきって何とエレベーターに乗り(エレベーターがある!)、1階に降り、前のホステルで教えてもらったLes cafe der la Gareへ向かう。探せども見つからず。ポルノショーばかりある。

 

  歩きくたびれたころ、Ru de Riboliの近くで見つける。どうもcafeではなく、ビストロであるらしい。上品な前菜(二色のテリーヌトマトソースかけ)と、お肉(ビーフステーキ、バターソース)、frites(ポテトフライ)、少しのレタスを食べた。パンも食べた。vin brame(1/2L)とサービス料含めて、124Fとられた。あまりに効果は、あまりに残念な。昼めしに5000円も出せるか!2度とフランス料理を食わないと誓う。サービス料は15%はほぼこちらで共通だが、ボラレタ気分になる。

 

  その後、カーテン屋に入るが感じわるし。銀行でFのTCを替える。雨ひどし。靴がびしょ濡れになり、ともかく宿に戻る。くるみ疲労にて昏睡。薫、明日の宿探しのため、ポンピドーセンター前のインフォメイションにゆく。明日でノープロブレムだという。

  時間があるので、ポンピドーセンターに入り、うろつく。なんと、タイペイの舞踏をホールでやっており、タダ見してしまった。Art Vivantの絵葉書(200円)がこちらのセンターで160円くらいで売っていた。結構高いな。

  ホテルに戻ると、まだくるみは寝ていた。叩き起こしてモンジュへ行く。途中、そばの中国よろず屋でもやしを1袋買う。(1.5F) 雨の中をモンジュまで行き、くるみは片端からホテルを聞きまくる。どこのホテルも明日のことは明日来いというそっけない口ぶり。めげずに値段を聞いたが、安いところで95F、あとはお話にならないほど高い。結局、今泊まっているホテルステラが76Fでめちゃ安だった。

 

  モンジュでは店屋が閉まりかけており、薫がねだってワインを買った。卵も買った。明日の宿が決まらないまま、ホテルに戻って卵入りもやしラーメンを3杯食べた。旨かったが、胸がやけた。(くるみだけ)

  くるみはクッキーをつまみ、薫はワインを飲んだ。ワインは8.8F(瓶代1F)で1Lだが、薄くアルコールも低い味わい。一飲みして安ワイン。そっけない辛口。もう一回買おうとは誰もが思わない味。イタリアのワインの方が旨かった。