午前8時、MADRID ATOCHA駅到着。出会った日本の女の子はヨーロッパを2ヶ月
旅していると言う。警戒しているのか言葉少なに答える。
ホテルインフォメーションにて宿を頼む。700ペセタ。手数料90ペセタで決まり。アメリカ人らしきおばさんが我々に続こうとしたが、宿は一杯で駄目だった。
道道聞きながら、宿にたどり着く。古いが小綺麗。宿の看板、床、部屋のシンプルさ皆許せる。
ツインルームに決めた。おばさんは付かず離れずの感じで、良い印象。
近くのバールで朝食を摂り、昼寝を決め込む。バールのトスターダ(トースト)は厚切りパンにまずバターを塗りホットプレートで焼く。裏返した後は皿を乗せて重石にし均等に焼けるようにしていた。
くるみはよく寝つかれず、小遣い帳をつけていたら、すぐ一時になってしまった。
今日は疲れも溜まっているのでとにかく体調を回復させたい。近くのおじさんに、トレべ、三拍子揃ったレストランを教えてもらった。道は室蘭市に3ヶ月いたと言うスペインのお兄さんの助けを借りてたどり着く。
外はそうでもないのに、室内は意外と高級そうだ。真っ白いテーブルクロス、しっかりした
シルヴァー、ナイフ,フォーク、スプーンが置かれ、木籠に入ったパンと糊の効いたナフキンが置かれている。440ペセタのメニューを食べる。客も毛皮など着て,金持ち風なのが多い。
薫は菜っ葉と白インゲン豆の入った塩味のスープ、牛レバーのステーキにんにくパセリのオイルソース掛けとポテトフライ。
くるみはショートパスタの入ったバター塩味スープ,骨付き豚肉の厚いステーキ,ポテト付き。デザートは共にバニラのアイス。丸いコクのあるアイスが四つ、カラメルソースがかかって出てきた。VINOは赤が1本、1リットルが付く。この店は味もヴォリュームも、コストパフォーマンスはまずまずだ。
腹膨れて、宿に帰り昼寝。7時過ぎ目覚め、昼見たポスター屋を探す。見つかったが、
高いから止す。550ペセタの、オートバイBSAのポスターを525まで値引きすると言うのだが、兄ちゃんのプライドが邪魔して折り合えなかった。
店を出て、バールに入る。タパスの種類がとても多く、食べてみたかったが、胃もたれしているので、ビールを各々2杯づつ。ポテトアリオリ一皿、突き出しの小皿フライに止める。
明日は8時起床。