PIAのリコンファーム(帰国便の確認)など 1月15日 土曜 快晴、所々雲

  予定通り、9時起床。明日の分含め、長いバケット2本買って来て朝食にする。

相変わらず、気持ち良い柔らかさ。カフェコンレッチエとこのパンの朝食は、実に

愉しい。10時にアパートメントを出て、gran viaにあるIBERIA航空にゆく。この間の

おばさんは居らず、パイロットのような男性が受け付けてくれたが、我々のチケットでは、

Rawalpindi,いわゆるラワルピンディに降りられないと言う。こちらの計画では、パリ発

フランクフルトでトランジット、ラワルピンディ経由、東京行きだった。

  別室にこの男性は確認しに行ったりしたが、結局、トランジットだけでもチケットを換えないといけないと言う。そして、それは、パリか、フランクフルトのPIAじゃないと、ダメらしい。PIA Officeに行けるのは、3月上旬になってしまうので、予約を取れない恐れがある。

 

  それで頭を冷やす為に、IBERIA officeを出て、銀行にゆく。くるみが300ドル両替。

BANCO DE VIZCAYA、カタルーニャ広場の南で。

 

  この後、フランクフルトからカラチの便を尋ねてから決断することにして、IBERIA

officeに引き返した。今度もパイロット風男性で、時刻表ごと貸してくれた。そばのソファで色々考えた末、3月上旬での予約は論外として、❶ あまり滞在費用が嵩まず ❷ 異常に過激なスケジュールにならず ❸ なお、飛行時間が短く ❹ 北京に寄る、 PARIS発、KARACHI経由、東京着のコースに決めた。受付はよくしゃべる、少しおちょけたおっさんだった。

 この間のように、Marchが3月であることをいっときに飲み込めず、彼がカレンダーを見せたりした。Reservationもうまく通じず、book,bookingと言い換えて、確かめようとした。

この2語の使い分けは?予約情報をマイコンか、オフコンに打ち込んでいる最中、毛皮を着た

美人が通りかかると、首ごと彼女の方に向け、上から下へと視線を移動させていた。それが

絵に描いたように紋切り型で、薫と視線が会っても照れた様子はなかった。

 

  Recomfirmationのためか、再度、月曜の朝、IBERIA航空オフィスにゆかなければならない。最初に英語で伝え、帰り際に、スペイン語でもう一度念を押した。一応、用を足すことができた。

 

  アパートメントへは歩いて帰ることにし、途中、インフォメーションで、Montserratに電車でゆく手段を教えてもらった。もう一時を過ぎているので、何処の店も閉まっている。

  用を足すお客さんにしても、或いは商店側にしても、この昼休み(シエスタ)があるおかげで随分と能率は落ちているのではないか。随分とやることを制約されるのだが。

まあ、命の使い方に、能率という風なことを持ち込んではいないのだろう。こっちも合わせて

のんびりやるしかない。

 

  sardenya通りから、サグラダファミリア(未完成)を抜けて、だいぶ上がった辺りで、

安い品数まあまあの金物屋を見つけたので入り、スパゲティ用の手付きざる(金属製)と

木べら、大を買った。アパートメント近くでは、例の酒屋で巨大vino blancoを買って、

部屋に戻る。

 

  昼食は、スープスパゲッティ、昨夜のハンバーグの温め直しに、白ワインをつけて

材料費ぽっきり。

 

  昼寝してたら、夜7時を過ぎてしまった。坂下のスーパーEurope も、角の安い

Tocineria もcerrado 閉まっていた。牛乳、肉、卵など基礎食料がないのは困るので、

市場の途中にあるスーパーに向かう。一番近いスーパーはまだやっていて、人が盛んに出入りしていた。店内も大混雑。予定の買い物プラス明日以降の弁当用サンドイッチ材料を買う。

 

  アパートに戻る途中、パン屋でまだ人が買い物してるのを見た。もうすでにバゲット

売り切れており、その客はドーナッツか何か残っているものを買っているのだった。こちらのパン屋では、菓子パン、ケーキ類を扱わず、その分だけ、普段食べる素パンに全力を集中している。

  菓子パン屋は菓子パン屋で、素パンを作らず、趣向を凝らして高いものを売っている。これは、外国でよりこの分業は進んでいる。やはり、素パン、シンプルなパンは相当探求しなければいいものが出来ないのだろうか。ところで、この背景には、うまいパンをたくさん食い、売れるという食生活の習慣がある。

 

  昼の食事で胃もたれしているので、買ってきた牛肉ステーキ用は明日に回して、今日が残りもの整理。

 イワシのオイル漬けは、ピーマン千切り、ニンニクと共に炒めてトマト煮に。臭みを消すため、胡椒やピメントをたくさん使ってよくよく炒め、煮た。

 

  Sopa de ajoはくるみが作った。作り終えて感じたことは、ニンニク、オリーブ油はかなり大胆に使うこと。パンは古いのを使うか、よく炒めるかしないとパンの臭いが強すぎてしまう。塩加減は薄めにする事など。

  明日のサンドウィッチの具を作り置きする。ツナと玉葱をマヨネーズで和えたもの。

レモン入り。ツナ和えは保存する時、乾きやすいので表面積を小さくしなければならない。

だから、Bar(バール)のサラダもあのようにピチッとした台形に塗りこめられているのではないだろうか、と思い当たったのだった。