9月28日 ネス湖の、釣り師 & グラスゴー寸景

 朝から雲が重苦しい日。昼頃より雨。

ユースホステルを出て、又バックパックを背負い、ネス湖畔を彷徨き、釣り師を撮る。

火曜の9時半だというのに呑気なもんだ。f:id:dodicidodici:20180401122343j:image

市街に戻りスーパーに入って買い物。もう、だいたいの値段の相場が分かって来た。正直あんまり

珍しくもなくなってきた。量り売りのショルダーハムとチーズを昼食のために買う。

おいしそう。1時間前にホームに着いた筈なのに、もう列車は来ていて早速乗り込み

ランチにする。坐れる時に食べるのだ。久し振りにうまかった。

スコットランドは肉類が安く新鮮である。ベーコンまで肉色、生っぽい色をしてる。くるみ談。

飲み物類は日本と同じかやや安い。意外にもpure juiceは少ない。

 

強い雨が降り続く。線路の傍には牧場が広がっていて、羊が埋もれている。たまに動く。緩やかな

起伏が続く。車窓の外。f:id:dodicidodici:20180401122758j:imagef:id:dodicidodici:20180401122912j:image

f:id:dodicidodici:20220116164144j:plain

撮影されているクラシックなオープンカー。

f:id:dodicidodici:20220116164250j:plain

f:id:dodicidodici:20220116164452j:plain

スコットランドの山肌。色がとても何かを伝える。

f:id:dodicidodici:20220116164647j:plain

車中のくるみ。






  夕方四時二十分頃、グラスゴーに着いた。グラスゴーは早く眠る街だ。

5時過ぎには多くの店が締まりだした。

安い食堂が見つからない。中華料理店もエジンバラより高い。通行人のおばさんに、

Cheap and deliciousの店は?と尋ねたら教えてくれた。随分と人に道を聞き耳が慣れて来たが、

それでも彼女の言葉は聴き取りにくかった。おばさんにとっても同じことだろう。

  結局、日本でもお馴染みのケンタッキーフライドチキンを買って駅のベンチで食べることにした。

駅に戻る途中、高架下の食堂、薫の眼にはパン屋に見えたが、で検討した結果、うまそうな

Mince pie とsteak pie を各1個購入、上から塩と酢をかけてくれた。かなり温かい。

 

  薫は駅に着くや、取るものもとりあえず急いで、パイに喰らいついた。これは本当に旨かった。

スコットランドでベスト。

 ここで突然異様なことが起こった。

前のベンチに座っていたイギリス人と思しき老婦人が顔色ひとつ変えず失禁した。オシッコを

漏らしたのである。コートの下からも滴っていたのが、何よりの証拠。

しかし、まわりのみんな、誰一人として怪訝な顔をしている人が居ないのに更に驚いた。

ここのトイレットはtip を取るからか⁉️商業の街と言っても日本とは随分違うなぁ。

 

余談。Bank of Scotland は米屋のマークと同じである。コメをデザイン化した形を45度回転した形。

こちらの列車は、トンネルに入っても灯りが付かない。真っ暗になる。

 

  まだ、イギリス全土を勿論見たわけではないので、断言は出来ないが、今まで見た限りでは、

イギリスには食べ物屋が少ない。日本の駅周辺のように、ごちゃごちゃと小さな安い店が雑居して

いるような場所が見当たらない。日本では安いとされている中華料理店、インド料理屋でも

結構高いお金を取る。加えて、テーブルチャージや税金、サービス料ほかお茶代までしっかりお金を

取るのだから、うっかり入れない。

 

  店が閉まったあとのがらんとした広い通りを歩いていたのは。わたし達くらいなもんだった。

皆んなどこに行ってしまったのかしら。

若いカップルはどこで食事するんだろう❓不思議だ。

 

余談。インド人がビルの窪みにへこんで立っているのは、怖い風景だ。

でも、西洋人も、私たち東洋人が窪みにへこんでいたら怖いと思うかもしれん。

 

イギリスの犬は躾けがいいのか、おとなしい。だいたい大きなのが多い。

人に向かって吠えたり、噛みつきそうになったりしたのは見たことがない。

 

イギリス人は、sorry を連発する。道で少しすれ違っても、sorry.何かあったらsorry.

これが人々の潤滑剤になっている。はっきりと言葉に出して、sorry. と言うのだ。

とてもこれは新鮮だった。西洋文明の智慧と言うべきか。

日本ではもう少し人と人の摩擦がある気がする。イギリス人はビルのドアでも、必ず人に

送り渡す。自分だけ入って後でドアが跳ね返って怪我する怖れもない。小さな少年でも

よく躾けられている。

イギリスでは、sorry, thank youの繰り返しだ。thank you を丁寧にthank you dear とも言う。

朝はmorning とだけ言う人も多い。

 

ロンドンでは、それほどじろじろ見られることもなかったが、やはりアバディーンインバネス

辺りまで来ると、日本人が珍しいのか、時々視線を感じる。黒人も少なくなるし、髪の黒い人

自体珍しくなる。

 

Marks and SpencerにてSalmon paist を購入。39ペンスそのまま塗ってツナトースト様のモノが手軽に

味わえる。ここは、パン食が主だからペーストが色々楽しめる。

チーズスプレッド、レバーペーストのみならず、ビーフペースト、チキン&ハムペーストなどなど、

日本にも普及させる価値がある。f:id:dodicidodici:20180401165346j:image