大快晴。常は重いだろうエジンバラの空に雲なし。早起き出来ず。7時15分の予定が8時に起きた。
急いで宿を出ると予定の電車がなかった。何故か。インフォメーションに尋ねると、9時5分に出たと
云う。次は夕刻の5時までないとか。ポーターに尋ねて、その日が日曜の列車時間であることを
思い出した。くそっ。
ベンチに行こうとすると、インフォメーションのおっちゃんが10時半アバディーン行きもあったよ、
と云ってくれた。しかし、それでもinvernessまで7時間も掛かる。それで電話でinvernessの
Youth hostelをリザーブした。7時過ぎ着でもいいと云う。朝昼食は自炊との事。Must I cook breakfast too?と聞けば良かったと後から思った。
10時半アバディーン行きに乗り込む。
対面個室のcompartments は一、二両だけで既に陣取られている。テーブル付きに座る。もちろん、
二等である。15分程して見える蕭然とした河と橋、絶景なり。Dundeeを過ぎると、ゴルフ場があった。起伏、樹木とも少なく、芝も緑に揃っておらず貧相なり。畑の枯れ草は刈って丸めて
ドラム缶の形をしていて楽しい。
同じ日のくるみの日記。同じ現実が随分と違って見えるものだ、という例。
チキンカレーを注文。かなり手間取ってやっと手元に届いたのは何とカレーとは似ても似つかぬもの。
まるでハッシュドチキンみたいだ。トマト味しかしないゾル状のもの。それに山盛りのチップス。
何という取り合わせ。兎に角。やっと食べた。2、05£もする。
ここではcarry outのソーセージも買った。チップスは要らないと言うと、店員の青年は酷くビックリした顔をして、のち周りの同僚たちに何か言い、WA,HAHAと人を笑いものにした。
何がおかしいものか!やな感じ.
アバディーンの駅で、レストランで会ったカップルに再会。列車到着までの間、カタコト英語で
会話、一緒に列車に乗り込む。薫は一所懸命会話、くるみは横で聴いているだけ。たまに口を挟む。
なかなか会話が成り立っていて、禅や経済、日本食、イギリス食その他文化の話などした。
いつものように列車は遅れて到着。インバネスは、雨が降っていた。
ここからユースホステルまで1キロほどとか。すぐに見つかった初めてのユース。とても綺麗な
建物だ。入り口で受付を済ませ、部屋とベッドナンバーを書いた紙をもらう。くるみは、top stairの4号室、ナンバー5のベッド。2段ベッドの上段。まわりは当たり前だが、西洋人の女の子ばかりなので
少しくあせる。私1人ではとても会話は無理だもの。心細いな。早速、部屋に入ってきた女の子に
間違えて、MORNING!と言ってしまった。失敗!!階下のkichen and dining roomに行き、ラーメン
を作って食べ、お茶を飲んでの夕食を済ませた。
みんなもう手慣れたものだ。
薫とくるみは疲れたのと、明日に備えて早く寝ることにした。みんなはやっぱり若いからタフなのかなぁ。
こっちは26、27だかんね。くるみはベッドの中でこれを書いた。部屋にはほかに3人ほどいる。
みな本を読んだりしている。なかなか口が聞けない。いつになったら慣れるのかしら。兎に角、
今日は寝ることにしよう。おやすみなさい。
会った2人の外国人は、アメリカ人でLarry Sirhall, 女性はJanet Sirhallと言った。